- ヘリオトロープ & AlterEgo 用語辞典 -


アンブレスド
直訳すると『呪い』。
神玩者がその力を行使すると起こる副作用的なもので、身体的・精神的異常を引 き起こし、最終的には死に至る。神玩と同様にその種類は多岐にわたり、その 治療方法などはわかっていないが、サクリファイスになった者だけはその死を 免れることができると、神玩者の間では言われている。神玩が「神の祝福」= 「ブレス」であるとするのならば、「アンブレスド」という名はなんという皮 肉であろうか。


Xコード(いくすこーど)
発玩者たちに与えられる番号。世界共通のものである。
なお淵堂ヤシロは呪いを受けておらず、奇跡を起こしていないとされるが、能力は神玩とされ特別番号を与えられた。「XUN(イクスアンノウン)」と呼ばれる。


Alter Ego(オルターエゴ)
ヘリオトロープから5年後の世界、日本の史鏡市が舞台となる。
神玩者は大祝福時代が終わり、ロストブレストの時代となり能力が使えなくな り一部神玩者は世間から迫害を受けている。ソロモンの剣の登場により「元神 玩者」は「魔神」を使役でき、「魔玩者」として能力を得ることが出来るよう にする。


結晶化(けっしょうか)
エルドラドの周囲、または内部に存在するパワーストーンが、島を越えて他の 場所に現れることを結晶化という。道路や建物、空中にパワーストーンが突然 存在する結晶化は、途中から姫島に多く見られる現象になる。


裁定者(さいていしゃ)
太古、神々がこの世界から去る際に、世界の管理を委ねた存在達。限りなく神 に近い能力を持ち、この世界をコントロールする。ちなみに精神体のような存 在で、現世の人間のいずれかを依代として自らの意思と力を表出するという。


サクリファイス
世界を安定させ、存続させるために捧げられる生贄(サクリファイス)となった 者のこと。システムに組み込まれて人ではなくなってからの数千年もの間、老 いることなく眠り続け、自身の役目を静かに全うしている。


サクリファイスシステム
この世界は徐々に『歪み-不安定-』が蓄積し、それが神々の負の遺産(自然災 害・自然現象・超常現象)として世界を崩壊させてゆく。それに呼応する形で、 人々のネガティブイメージが合わせ重なり、やがて一人の人間を依代(よりし ろ)としてネモが産まれる。ネモが完全体になると、世界は破滅・崩壊する。
これを鎮める為には、指定の贄を捧げるしかない。あくまでも世界を安定させ 存続させることが目的なので、このシステム自体には悪意がない。


神玩者(しんがんしゃ)
神の持つ能力を人の身で扱い具現化できる能力者のこと。能力の種類は多岐に わたり、その能力者はほぼ世界全域で発見されている。ただし、能力は万能で はなく、能力を行使する毎に「アンブレスド=呪い」という反作用が働き、行 使者の身体を蝕んでいく。


神災(しんさい)
人間たちのネガティブイメージ、『歪み-不安定-』が世界に満ちてしまったと きに、引き起こされる自然災害や天変地異、神話獣の発生などのこと。
その規模は通常のものとは比べ物にならないほど大きく、常人では太刀打ちで きない。


神話獣
大祝福時代になって起きるようになった神災、そのときに現れる化け物たち。
その名のとおり各神話における神獣や魔獣のような見た目や特性をもっていて、 通常の兵器は通用せず神玩者がその対応に当たらなければならない。


ソロモン72柱(ソロモンななじゅうふたはしら)
悪魔学によると、ソロモン王が封じたとされる72柱の悪魔のこと。ただ、文献 によっては、他の宗教・神話の神であるものがいたり、72体以上いたりと、 割と正解がない。ちょっと困る。


ソロモン王(ソロモンおう)
古代イスラエル王国、第三代の王。父はダビデ王。母はバト・シェバ。
数々の政敵を押しのけ王となり、エジプトのファラオの娘をめとる。その際、 神に盛大な捧げものをすると、その神が夢枕に立ち「何でも願うものを与えよ う」と言った。ソロモン王は「知恵が欲しい」と返答すると、神はこの返答を 喜び、多くのものを与えることを約束する。
以降、ソロモン王は知恵者のシンボルとなった。


ソロモンの剣(ソロモンのけん)
古代より時を越えて伝えられし叡智を秘めていると言われる宝剣。
見事な装飾が施された短剣で、魔玩の力と密接な関係を持っている。


大祝福時代(だいしゅくふくじだい)
『ヘリオトロープ』で語られる、神玩者たちが自由に神掛かった力を発揮でき た時代のことを指す。


特玩(とくがん)
政府で作られた神玩者を合法的(強制的に)に集める組織。対神住島、対バナ ー、対世界、対神玩者用に作られた組織。
正式名称は、日本軍陸上幕僚監部付中央即応集団特殊作戦群特殊戦術科。


ネモ
かつて神によって切り捨てられた「神の感情」の部分。特定の人間を依代(よ りしろ)に荒ぶる神が産まれ出でる。ネモは完全体になると、世界を崩壊・壊 滅においやる破壊神であり、どんな攻撃方法を用いても滅することは不可能で ある。


バナー banner(ばなー)
最初は10人程度の小規模なものだった。政府の行動などに反対する集会などを 起こしたり、デモ活動のようなものを行っていたが、強力な能力を持つシラヌ イが現れて以降、活動が過激なものへとなっていく。
また、初代リーダーであったドリーは物語が始まる半年前の2011年6月7日を最 後に公の場から姿を消す。


発玩(はつがん)
神玩者もしくは魔玩者が神の力を行使すること。
なお、発玩する為には年齢制限があり、個人差はあるものの、10歳代から20歳 代前半がほとんどである。


パワーストーン
神災の一種といわれている、なんの前触れもなく、どんなところにも突如として現れる結晶。
現存するどの物質とも異なる構成をしており、その性質も様々だ。
しかしそのどれもが莫大なエネルギーを秘めており、現れてそのパワーストーンがもつ性質が発動すれば、周囲に甚大な被害を与える。
非常に危険なものであるが、各国の水面下ではこれを利用できないかという研究が進められているらしい。


柊家(ひいらぎけ)
古代イスラエル王国の王「ソロモン」の末裔‥‥らしいが、流石に系統図等は 無いので確認のしようがない。
「主人公-流(ながれ)」の他に、「父-峻河(しゅんが)」「姉-静琉(しずる )」「従兄弟-志摩(しま)」「従兄弟-露架(ろか)」などがいる。


プシュケー
神玩者特有のもので、神玩力を行使するときなどに体表に現れる幾何学的文様 のこと。神玩者一人ひとりに固有のプシュケーパターンが存在し、アンブレス ドの末期発症者はこのプシュケーが輝くことが確認されている。


ヘリオトロープ
『Alter Ego』から5年前の世界。「神玩者」たちの戦いを描いた作品。神玩者 たちは数々の神の奇跡を行使し、国をも巻き込んだ戦闘に‥‥。最終的に人類 存亡までかけた決断を迫られる。なお、その戦いの終了後、神玩者たちは神の 力を使うことができなくなる。


魔玩者(まがんしゃ)
大祝福時代が終了した世界では、神玩者たちは神の力を行使できなくなった。
ただし例外があり、「柊峻河(ひいらぎしゅんが)」等が所持する「ソロモン の剣」で元神玩者を刺すと強制発玩し、魔神を召還することができるようにな る。神玩者は晴れて魔玩者となり、さらには魔神を行使することができるよう になる。


魔神(まじん)
魔玩者に力を与える人外の概念存在。ソロモン72柱のいずれか。
神玩者であったころ行使していた力の元素を司っているものが多い。


屋根瓦の包み揚げ(やねがわらのつつみあげ)
難解な語句を説明するこの用語集の中で、唯一ギャグ的要素を許されたもの。
本当に屋根瓦を揚げているわけではない(と思われる)が、その硬度はそれに匹 敵するものである。誰が作ったのだろう。強靭な顎が鍛えられるかもしれない が、食べた後は黒い煤だらけの口元に注意。


レジスタンス
元神玩者狩りに対抗するグループ。目的は、元神玩者の自分達が平和に暮らし たい‥‥ただそれだけ。
初期メンバーは「工藤夕深」「四条詩祈」「柵木ひなた」「皇紫苑」の4名。 後に主人公グループが合流することになる。


ロストブレス
大祝福時代の終焉を表す別名称。